『 垣根の幼いころって黒髪で前髪とか短かったりしたり 』
という妄想から派生
描いてみたが、新羅っぽい
レベル5会議の話
麦野「 誰コイツ 」
とある封筒の中には一枚の証明写真のようなものが入っていた。
それには一人の少年が笑顔で写っている。黒髪で可愛く、綺麗な青年の将来が浮かんでくる感じだ。
麦野は封筒からその写真を取り出し、そう言葉を吐きだした。
写真を机の上に投げ捨てると、スルっと舞ってゆっくり机の上に静止した。
他のメンバーが写真を目にする。
美琴「誰だろう?可愛いじゃない」
一方「・・・」
削板「知らん顔だなぁ…」
他のメンバーというのも、この三人だ。あと一人この部屋にはいない。
一方「オイ、誰から送られてきたンだァ?」
麦野「えーーっと…、”スクール”。宛先は、”レベル5様”になってるけど」
美琴「・・・」ジー
削板「なんだ、垣根宛か?」
麦野「レベル5だから違うんじゃないの?依頼なんかじゃないかしら」
美琴「・・・」ジー
一方「・・・、オイ。どォした」
美琴「あ、いやぁーなんか地味に誰かに似てる気がするんだけど」
一方「・・・」
削板「どれどれ……」ジー
麦野「そんなヤツいたっけなぁ?」
削板「・・・確かに……誰かに……」
そのとき、ガチャッと部屋のドアが開いた。
垣根「遅くなった」
美琴「・・・・、あーーーーーーーーーーー!!!」
「「「「!?」」」」
美琴が声を上げる。
垣根も含め、他のメンバーは驚く。
美琴「未元物質だよ!!!コレ!!!」
垣根「え?」
削板「!!確かに似ている!!!」
垣根「えっ?えっ?」
一方「そォかァ?」
垣根「なんなんだよ」
麦野「いや、ねぇーよ」
垣根「いや、だから何が」
垣根以外は写真と垣根を交互に見る。
状況が全く分からない垣根は、ただ眉間にしわを寄せ突っ立っていた。
机の上に何かがあるとわかり、他のメンバーにまざり それを見る。
垣根「!!?」
とっさに手が出て、その写真を刈り取った。
他のメンバーが一斉に垣根を見る。
麦野「ガチで?」
垣根「・・・・・・」
一方「オイオイ、まじかよォ」ハァ…
垣根「いや、あの…これは……」
美琴「やっぱアンタだったんだ」ニヤニヤ
垣根「・・・」ギクリ
削板「可愛いじゃないか、何故髪を染めた」
垣根「可愛いとかいうんじゃねぇ!!染めたってべつにいいだろ!!!」
麦野「ガチかよ・・・」
一方「可愛い少年時代じゃねェか」
垣根「オイ、テメェまでそんなこというんじゃねぇ、きもちわりぃ!!」
美琴「それって、小学校の卒業アルバムとかでしょ?」
垣根「・・・」ギクリ
削板「図星だな」
麦野「でもなぁーんでそんなもんがスクールから送られてくる訳?」
美琴「どうせ、なんかやったんじゃないの?心理定規とかの遺憾の意に触れたー的な」
一方「くっだらねェ」
削板「本当のところどうなんだ」
垣根「・・・・・・罰ゲームだよ」
落ち着きを取り戻したのか垣根はハァーと一回ため息をついた。
だが、未だに写真は垣根の背後にきっちり隠れるようになっていた。
垣根自信は、能力を使うか使わないかの境界線に居た。大袈裟だが。
垣根「スクールで2、3日前依頼があってな。個人戦的な感覚だったからゲームをしよう的なことになって、俺がレベル5だからハンデだ―とか何とか言って他の奴らの3倍仕事した訳。そしたら予想より時間かかっちまって」
麦野「レベル5の名が廃るわね」
一方「テメェ、第2位降りた方がいいンじゃねェーの?ナンバーセブン、ナンバーツーにでもなるかァ?」
削板「いや、順序はそれほど気にしていない。それに、ナンバーセブンという響は気にいっている」
垣根「オイ、第一位、なに馬鹿なこと言ってんだ」
今日も平和なレベル5。
美琴「まぁ、誰得なんだろうねぇ」
垣根「誰得でもねぇよ」
美琴「ていうか、本当に小学生のころは能力発動してなかったんだね」
垣根「・・・まぁな。中学校にいきなりな……」
美琴「初めて羽が生えたときどうだった?」
垣根「そこ聞くのかよ。・・・・・・他人には見せたくなかった」
美琴「痛いもんねぇー」
垣根「お前はよくわかったな。」
美琴「まぁ、女の勘よ」
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グダグダ(´・ω・`)
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